住宅街を流れる川のほとり、高台にあるA様のお宅。眺めが良くて開放感があり、自然が身近にあるロケーションが魅力です。
窓の並びから一見3階建てのように見えますが、一番上の列の窓は、ロフトになります。
玄関ドアを開けると、左手に奥行のある収納が。
給湯、暖房ボイラーもこの収納の目立たない位置に納まり、収納スペースを有効に活用できます。
玄関ホールは長い土間となっており、上がるといきなりLDKという間取り。
リビングには、薪ストーブが。灯油ボイラーによる床暖房がメインですが、火の見える薪ストーブも設置。冬の夜、薪が燃える音を聞きながらお酒を飲むのも楽しそう。
キッチンは、TOTOの「クリスタルカウンター」を使用したもの。雪のように透き通る白さは、他メーカーでは実現できないそうです。デザインだけでなく、熱に強いなどの特徴もあり、高級キッチンに使われています。
今回、造作カウンターを組み合わせ、ここでお食事をすることもできます。
これが、クリスタルカウンターです。美しいですね。シンクも一体成型で継ぎ目など汚れが溜まりそうな箇所がありません。
キッチンの横には、食品庫と勉強やパソコンなど多目的に使える幅広のカウンターが造作されています。
カウンターだけでなく、収納も作り付けです。ゆとりあるスペースで、壁は有孔ボードなので見せる収納も可能です。
1階の洗面所は、実験用に使いそうなステンレスのシンク。配管もあえてむき出しにして木の板や柱とのコントラストが印象的です。
奥の脱衣室にも造作収納が。家具を改めて買う必要がないぐらい充実していますね。
それでは2階に行ってみましょう。
柱と柱の間にあるのは、構造用合板と言われるもの。階段も手すりからすべて木です。大量生産の工業製品にはない温かみを感じます。
ロフトへのはしごが見えますね。木がふんだんに使われており、山小屋のような雰囲気です。
お子様のお部屋です。机はやはり造作。合板の壁は、ポスターや九九の表を貼っても跡が気になりません。斜め天井も楽しそう。
2階にも洗面所があります。鏡はタッチパネルで照明をオンオフできる便利なもの。
トイレの床はちょっと和風にアレンジしてみました。
2階ホールにも収納があります。お子さんは既にこの2階の空間が大のお気に入り。
A様邸は、ご夫婦と3人のお子様の5人家族。間取りは奥さまが考えたものに白田建築事務所が少しアレンジしました。
山が見え、川の音や、裏の大きな木があるので、家にいながらもキャンプをしている気分が味わえる家です。
アウトドアが大好きなご家族。これから少しずつ手を加え、時が経つほど楽しい住まいになりそうです。