安平町が募集する「おためし移住」に参加してすっかり気に入り、本州から4人のお子さんと引っ越してこられたO様ファミリー。「札幌良い住宅.jp」で当社に興味をお持ちになり、ご連絡いただきました。
壁の外側をすっぽりと断熱材でくるむ外断熱方式を採用したため、柱が室内に見える真壁(しんかべ)構造にできました。どことなく懐かしみを感じさせるたたずまいのLDK。暖房はO様ご夫妻の希望で薪ストーブ1台のみ。全部屋が均一に温まらない可能性も正直にお話ししましたが、幸いお引き渡し後も寒く感じる部屋はないそうです。
玄関まわりは道南杉の板張りでアクセントを付けました。左側には断熱食品庫も設けています。ドアを開ければ、隣にシューズクローゼットもあって便利。室内に見える柱は、O様ご夫妻が柿渋を塗り重ねて味わいのある色合いに。
半年もの間、柿渋を塗り重ねたことで古民家のような雰囲気を持つお部屋になりました。苦労された分だけ、ご夫妻にとっても愛着を感じると言います。
2階のホールには、図書コーナーのカウンターも設けました。薪ストーブの煙突カバーも造作しています。
ユーティリティーやバスルームはシンプルに。造作した洗面化粧台の両脇には、家族のものがしまえる収納を設けました。洗面ボウルは使い勝手が良くてモダンなデザインに人気がある、本来は理科実験などで使われるというシンクを採用しています。
さまざまなご質問やご要望にも、それぞれのメリット、デメリットの両方をご説明して、ご納得いただきながら一つずつを決めていったO様邸。4人のお子さんと、のびのびとした暮らしを楽しまれています。
設計:白田建築事務所